セクシュアリティ

セクシュアリティという言葉を知っているだろうか。

色んな解釈はあるけれど
セクシュアリティとは、広い意味で人間の性にかかわる全てのあり方、ということである。

最近、LBGTQについての講話を聞きに行った。
色々と勉強になった。

でも、好意的には受けとめてるものの、まだわたしには関係のない世界となっている人もいた。

知らない世界とも表現していた。同じ世界に存在しあっているのにね。

確かに当事者でないとピンとこないのかもしれない。

でも、実は自分も当事者であるかもしれないのだ。

セクシュアリティの考え方でとっても素敵だなって思ったのはね、
「十人いれば十人十色のセクシュアリティがある」って考え方。
性別を「女」「男」で分けるんじゃなくて、
わたしという性別、あなたという性別というふうに分けるんだよ。

だから、LBGTQも一つの性のあり方であるだけで、みんなそれぞれなんだよ、
みんなが当事者なんだよ
っていう話。

そして、あらゆるセクシュアリティが存在している、
存在していいんだ!
ってことにもなって、

その考え方に、
わたしは救われたんだ。


きっかけは、まず自分のセクシュアリティを知ることだった。

anone,というサイトがある。
質問に答えていくと、自分のセクシュアリティがわかるというものだ。
自分の性や恋をする対象、どんな風に恋をするのかというものまで分けられている。
是非ともやってみてほしい!

わたしはその結果で、
今までの疑問点がクリアになった。


わたしぐらいの歳だと、
話の種が恋愛のことが多い。

人生の幸せ=結婚になりがちで、
そして結婚するには出会いがないと駄目で、
その出会いを求めるには、婚活とかマッチングアプリとかで…となり、

友人の話だったらとっても楽しいのだが、
いざ自分もってなると、あまりにも心苦しいのである…。

この向き不向きを言語化できずにもやもやしていたが、
今回はっきりとセクシュアリティがわかったので説明出来るようになった。

世間なんてものには気にせず、わたしはわたしと自信を持つことが出来た!


それともうひとつ。

小学生から中学生までの間、
わたしには一番がいた。

一番は女の子だった。

そのこがなにより大事で誰よりも好きだった。
崇拝していた。

あからさまに他の友達とは違う感情だった。
でも好きな男の子に向ける感情とも全く違ったのだ。
深く考えても、
キスしたい、付き合いたいとは思えなかった。

わたしはこの異質さを、
ずっともやもやしたまま心に閉じ込めていた。

そしてね、やっとわかった。

恋は必ずしも、性愛に繋がらなくてもいい。

そして、恋愛というものに当てはめなくても、
特別な愛はあっていいんだ。

わたしはあの愛を
異質なもの、間違ったものではなくて、
肯定的に受け入れることができた。

なにか救われた気がした。


わたしはセクシュアリティにまつわる考え方が広まってくれたおかげで、
気持ちがラクになれるきっかけに出会えた。

自分は当事者じゃない、
自分は関係ないと思っていても、
実はそこに生きやすいヒントがあったりするかもね。


実はまだまだ語り足りないものがある。
自分の性をどうとらえるか、
どう見せていくか、の根本的な部分についてだが…

わたしのコンプレックスについての長い話になるので、また次回お話ししようと思う。

それでは。