将来の夢

あなたの将来の夢はなんですか?
これまで、幾度となく聞かれてきた。

幼稚園のときは、周りに合わせてお花屋さんかケーキ屋さんと答えていた。
母は警察官が良いよと進めてきたので、警察官とも答えていた。

小学生になると、3歳から水泳をやっていたのでオリンピックの選手になって金メダルを獲る!とも言っていた。

でもピンと来てなかった。将来の夢の模範解答はこういうものだろうと言ってただけだ。


突然だが、わたしは怖い話が好きだ。
極度の怖がりで、最近も怖い話聞かされたり、怖い動画見ちゃったりして眠れなくなって寝不足になるぐらいだが、
よく好んで怖いものに触れている。

余談だが小学生の頃、ホラーMという雑誌を好んで読んでいたんだ。知ってる人はいるだろうか…

そんなわたしは、怖いものを求めていた。
そして、戦争は怖いものだとなんとなく知っていたので、
戦争体験談というものを興味津々に手に取った。

衝撃だった。

怖い、怖くないという話ではなかった。
ただただ残酷さに戦慄した。
現実味がなかった。
わたしにとっては昔話だった。
本当にあったなんて信じられなかった。

間もなく、わたしは紛争というものも知った。
あんなに恐ろしいことが、今現在他の国で実際に起きているのだ。
なにも知らずに、ぬくぬくとご飯を食べて暖かい布団で寝ることができている自分を振り返り、愕然とした。

なにか、なにかわたしに出来ることはないだろうか。

ユニセフに入ろうか。
でもわたしは英語がだめだ。ローマ字が何かの記号に見える。

そうだ!世界中のこどもを笑顔にしたい!
こどもの笑顔が一番だと黒柳徹子さんも言ってたから間違いない。(黒柳さんの『トットちゃんとトットちゃんたち』は素晴らしい本なので、全人類に読んでいただきたい)

笑顔にする仕事ってなんだろう…?

そしてわたしは、初めて明確に『将来の夢』を持ったのだ。


わたし、お笑い芸人になる!!!


まあ、今の状態を見てればわかる通り、夢は変化していったのよ。

まずわたしは、最終目標をバングラデシュでお笑いパフォーマンスをする、と決めた。
当時バングラデシュは世界最貧国だったのだ。

でも中学生ぐらいになると、
夜廻り先生の影響で、
世界の前に、日本のこどもになにか出来ないか思った。
わたしは、大きな島を買って、そこに学校に行きにくい子が学んだり、遊べたりする新しい学校?を建てるんだ!
と真剣に考えた。(なぜ大きい島だったんだろう…)

高校生になると、
まず他の人より、なにより自分を救わないと、と思い心理カウンセラーや臨床心理士に興味を持った。

どんどん時が経つうちに、
どんどん変化していって……

さてさて今はどうだろうか。

今は将来の夢というより、
目標になっている。

夢のままではなく、実現しようとしている。

やりたいことが盛り沢山だ。
些細なことから大きいことまでだ。

近い事柄なら、30歳の誕生日にある計画をしている。
実現次第、レポートを書いてみよう。


将来の夢を持つことや、
やりたいことがあるのは、
わたしにとって、とっても良いことだ。
生きていく源になってる。

むしろ、やりたいことがあるかぎり、生きていけるのだ。

今後もなにかやろうとしたときに、手助けしてもらうかもしれない。

そのときには、一緒に叶えてほしいと思う。よろしくね。

それでは。