日記

日記を書き始めて20年程経つ。


初めて書いたのは小学4年生。
わたしより幼い親戚のこが亡くなり、そのお葬式から帰ってきた日に書いた。
なんともいえない不思議な感覚を今でも覚えている。
なにか言葉にして残したかったのだろうか。
あまり覚えてないけど、それが始まりだった。

それからわたしは些細な日常を書いていった。
年齢があがるにつれ、打ち明けられない悩みなども書くようになった。


中学生になって新しいノートを買った。
無印の無地のノートで、好きなペンで好きなように大きく書いたり、形を崩したり、絵を書いたりした。
自分の悩み、考えを明け透けに書いた。
人には見せられない自分だけの秘密になった。


高校生になった。悩みが深くなった。
ルーズリーフを買い、授業中も授業を聞かずに考えを書くようになった。人の悪口やままならない感情などを書いた。
一度友達に気付かれて、
「なに書いてるの?」と聞かれたので、
「小説。」と答えた。

家でもノートに書いていたし、Web上でも鍵を付けて書いていた。(投稿するといのが正しいのだろうけど)
一番書いていた時期なんじゃないのかな。


時が経つうちに紙に書くのは少なくなり、なにか思うとWeb上に書いた。
もはや日記とは呼べないかもしれないが。

その回数もだんだん少なくなっていった。
わたしは悩みを人に打ち明けれるようになっていた。
信頼の出来る、わたしの悩みを聞いてくれる人に出会えていた。


一年くらい前に、今まで支えてくれていたサイトがサービスを終了することになった。
バックアップを出来るように十分な期間を設けてあったが、
わたしはなにもしなかった。
最後にゆっくりと振り返り、そのまま消した。

代わりにアプリを導入した。
けれど、インターネット上のはいつかは消えてしまう、消してしまうと思った。


そして最近、初めて残すために10年日記を買った。
日常の些細なことを書いている。
あと10年は書き続けるのだ。そのときには、日記30年選手だ。


わたしは日記に支えられ続けている。
日記を書くことによって癒された。癒してきた。

たまには自問自答の形式で書いて、自分自身に相談していた。
自分という絶対的な味方を得ることによって、安心した。
悩みを乗り越えれた。

そのおかげで自分を好きになれたし、
自分の弱さにも気付けるようになった。


今回、ブログを始めるにあたって、
記念すべき最初のお題は日記にしようと前々から決めていた。

これを見たらわかるように
自分しか見ない、自分語りを長年やってきたのだ。

だから所々、読みにくかったり、言葉の使い方が違っているかもしれない。

それも愛嬌というか、それこそがわたしの思想だと受け取ってほしい。

それでは。